
「乳歯はいずれ抜ける歯だから、虫歯になっても大丈夫なのでは?」
このように考えている保護者の方は少なくありません。
しかし、乳歯の虫歯を放置すると、お子さんのお口の中だけでなく、将来生えてくる永久歯や歯並びにも影響を及ぼす可能性があります。
乳歯は食べる・話すといった大切な役割を担うだけでなく、永久歯が正しい位置に生えるための「道しるべ」のような存在です。そのため、乳歯の健康を守ることは、お子さんの将来のお口の健康にもつながります。
今回は、乳歯の虫歯を放置することで起こり得る5つのリスクと、虫歯を防ぐために大切なポイントをご紹介します。
乳歯は永久歯に比べて歯の表面を覆うエナメル質や象牙質が薄く、虫歯の進行が早いという特徴があります。
初期の虫歯では痛みを感じないこともありますが、「痛くないから大丈夫」と様子を見ているうちに、虫歯が神経まで達してしまうケースも少なくありません。
虫歯が進行すると、治療の負担も大きくなるため、できるだけ早い段階で発見・治療することが大切です。
虫歯が神経まで進行すると、強い痛みや歯ぐきの腫れが現れることがあります。
小さなお子さんは痛みをうまく伝えられず、「食べたがらない」「機嫌が悪い」「片側ばかりで噛む」といった様子で気付くこともあります。
痛みが強くなってから受診すると、治療が難しくなる場合もあるため、違和感があれば早めに歯科医院を受診しましょう。
乳歯の下では、永久歯が少しずつ成長しています。
乳歯の虫歯が重症化し、根の先まで炎症が広がると、永久歯の形成や生え方に影響を及ぼすことがあります。
場合によっては、永久歯の色や形に異常が見られたり、生える位置に影響が出たりすることもあります。
将来の健康な永久歯を守るためにも、乳歯の虫歯を放置しないことが大切です。
乳歯には、永久歯が正しい位置へ生えるためのスペースを確保する役割があります。
虫歯が進行して乳歯を早く失ってしまうと、周囲の歯が倒れたり動いたりしてしまい、永久歯が生えるための十分なスペースがなくなることがあります。
その結果、
□歯並びが乱れる
□噛み合わせが悪くなる
□将来的に矯正治療が必要になる
といった可能性もあります。
乳歯だからと軽く考えず、適切な時期まで健康に保つことが重要です。
虫歯は虫歯菌によって引き起こされます。
乳歯の虫歯を放置すると、お口の中の虫歯菌が増えやすくなり、新しく生えてくる永久歯も虫歯になるリスクが高まります。
生えたばかりの永久歯は歯質が未成熟で、虫歯になりやすい時期です。
そのため、乳歯のうちから虫歯をしっかり治療し、お口の環境を整えておくことが大切です。
乳歯を虫歯から守るためには、毎日のケアと歯科医院での予防の両方が欠かせません。
ご家庭では、
□毎日丁寧に歯磨きをする
□保護者の方が仕上げ磨きを行う
□フッ素入り歯みがき剤を使用する
□甘いおやつやジュースをだらだら飲食しない
といった習慣を意識しましょう。
また、定期検診では虫歯の早期発見だけでなく、フッ素塗布やブラッシング指導を受けることもできます。
「まだ痛がっていないから大丈夫」と思わず、定期的にお口の状態を確認することが虫歯予防につながります。
乳歯は「いずれ抜ける歯」ですが、決して「虫歯になってもいい歯」ではありません。
虫歯を放置すると、虫歯の進行だけでなく、永久歯への影響や歯並び・噛み合わせの乱れなど、将来のお口の健康にも関わるさまざまなリスクがあります。
お子さんの大切な歯を守るためには、毎日の歯磨きや仕上げ磨きに加え、定期的な歯科検診で虫歯を早期に発見・治療することが大切です。
名古屋市中区のナディアパークデンタルクリニックでは、お子さん一人ひとりのお口の状態に合わせた虫歯予防や治療を行っています。
「歯に黒いところがある」「虫歯かどうかわからない」といった場合でも、お気軽にご相談ください。
大切なお子さんの健やかな成長を、お口の健康からサポートいたします。
NADYA PARK DENTAL CLINIC
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