歯石を放置するとどうなる?取らないと起こるリスクを歯科医師が解説

ブログ

blog

歯石を放置するとどうなる?取らないと起こるリスクを歯科医師が解説

 

「歯石がついていると言われたけれど、痛みがないからそのままにしている」
「歯石除去は必要なのかわからない」

このように、歯石を放置してしまっている方は少なくありません。

しかし、歯石は痛みがないまま少しずつ蓄積し、気づかないうちに歯周病を進行させる原因になります。

歯周病は、歯を支える骨が破壊され、最終的には歯を失うことにもつながる病気です。特に初期段階では自覚症状がほとんどないため、「気づいたときには重症化していた」というケースもあります。

この記事では、歯石とは何か、放置するとどうなるのか、歯石除去の重要性や予防方法について詳しく解説します。

 

歯石とは?なぜ放置してはいけないの?

 

歯石とは、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が、唾液中のカルシウムなどと結びついて硬くなったものです。

プラークは、歯磨きで除去できる細菌のかたまりですが、取り除かれないまま時間が経つと石灰化し、歯石へと変化します。

一度歯石になってしまうと、歯ブラシでは落とすことができません。

歯石の表面はザラザラしているため、細菌を含むプラークがさらに付着しやすくなります。

つまり、

プラークがたまる

歯石になる

さらに汚れが付きやすくなる

歯周病のリスクが高まる

という悪循環が起こります。

 

歯石が付きやすい場所

□下の前歯の裏側

□歯と歯ぐきの境目

□奥歯の周辺

□歯と歯の間

 

など、歯ブラシが届きにくい部分です。

毎日丁寧に歯磨きをしていても、知らないうちに歯石が蓄積していることがあります。

 

歯石を放置するとどうなる?段階別に解説

 

歯石は放置期間が長くなるほど、お口の環境に悪影響を及ぼします。

 

① 歯ぐきの腫れ・出血が起こる(歯肉炎)

 

歯石が付着すると、まず歯ぐきに炎症が起こります。

 

健康な歯ぐきは引き締まったピンク色をしていますが、炎症が起こると、

 

□歯ぐきが赤く腫れる

□歯磨きで血が出る

□歯ぐきがむずむずする

 

といった症状が現れます。

 

この段階は「歯肉炎」と呼ばれ、まだ歯を支える骨への影響はありません。

しかし、放置すると炎症がさらに深い部分へ進行し、歯周炎へ移行する可能性があります。

 

② 歯ぐきが下がり、歯が長く見える

 

歯石による炎症が続くと、歯ぐきが少しずつ下がっていくことがあります。

歯ぐきが下がると、本来覆われていた歯の根元部分が露出し、

 

□冷たい飲み物がしみる

□歯ブラシが当たると痛い

□歯が長く見える

 

といった症状が出ることがあります。

また、歯ぐきが下がった部分にはさらに汚れがたまりやすくなり、歯周病が進行しやすい環境になります。

 

③ 歯がぐらつく(歯周炎の進行)

 

歯石を長期間放置すると、炎症が歯ぐきの内部へ広がります。

すると、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)が徐々に吸収され、歯を支える力が弱くなります。

この状態になると、

 

□歯が揺れる

□噛みにくい

□歯と歯の間に隙間ができる

□歯ぐきから膿が出る

 

などの症状が現れることがあります。

一度失われた骨は自然に元へ戻ることは難しいため、早めの対応が重要です。

 

④ 最悪の場合、歯を失うこともある

 

歯周病が重症化すると、歯を支える骨が大きく失われ、歯が抜けてしまう可能性があります。

歯周病は「サイレントディジーズ(沈黙の病気)」とも呼ばれ、痛みが少ないまま進行することが特徴です。

「痛くないから大丈夫」と思っている間にも、歯周病が進んでいる場合があります。

 

歯石を放置すると口臭や見た目にも影響する

 

歯石の問題は、歯や歯ぐきだけではありません。

 

口臭の原因になる

 

歯石の表面には細菌が繁殖しやすく、口臭の原因となる物質を作り出します。

特に歯ぐきの中に入り込んだ歯石は、歯磨きでは取り除けません。

ガムやマウスウォッシュで一時的に臭いを抑えることはできても、根本的な改善には歯石除去が必要です。

 

歯の黄ばみや着色につながる

 

歯石は時間が経つと黄色や茶色、黒っぽい色に変化することがあります。

表面がザラザラしているため、コーヒーやお茶、タバコなどの色素も付きやすくなります。

 

歯石は自分で取れる?セルフケアの注意点

 

「市販の器具で自分で歯石を取れないか」と考える方もいますが、自己流での歯石除去はおすすめできません。

無理に器具を使うと、

 

□歯の表面を傷つける

□歯ぐきを傷つける

□汚れを取り残す

 

といったリスクがあります。

また、歯ぐきの中に入り込んだ歯石を自分で確認することはできません。

歯石は歯科医院で専用の器具を使って安全に除去することが大切です。

 

歯石除去はどのくらいの頻度で受ければいい?

 

歯石の付きやすさには個人差がありますが、一般的には3〜6か月に1回程度の定期検診とクリーニングが推奨されています。

ただし、

 

□歯周病のリスクが高い方

□歯石が付きやすい方

□歯磨きが苦手な部分がある方

 

 

は、より短い間隔でのケアが必要になる場合があります。

 

歯科医院では、歯石除去だけでなく、

 

□歯ぐきの状態

□歯周ポケットの深さ

□磨き残し

□歯周病の進行状態

 

なども確認できます。

 

歯石を防ぐために今日からできること

 

歯石になる前のプラークであれば、毎日のケアで取り除くことができます。

ポイントは、歯ブラシだけでなく補助清掃用具を活用することです。

 

デンタルフロスを使う

 

歯と歯の間は歯ブラシだけでは汚れが残りやすい部分です。

フロスを使うことで、歯間のプラークを効果的に除去できます。

 

歯間ブラシを取り入れる

 

歯の隙間が広い部分には歯間ブラシが効果的です。

自分の歯に合ったサイズを選ぶことが大切です。

 

定期的にプロのケアを受ける

 

毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れや歯石は、歯科医院で除去する必要があります。

セルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせることで、健康な歯ぐきを維持しやすくなります。

 

まとめ|歯石は放置せず定期的なケアが大切です

 

歯石は痛みがないため放置されやすいものですが、歯周病を進行させる大きな原因になります。

 

□歯石は歯磨きでは除去できない

□放置すると歯肉炎から歯周炎へ進行する

□口臭や歯の見た目にも影響する

□重症化すると歯を失うリスクがある

□定期的な歯石除去が歯を守るポイント

 

「痛くないから大丈夫」と考えるのではなく、歯ぐきの健康を守るためにも定期的なチェックを受けることが大切です。

歯石や歯ぐきの出血、口臭など気になる症状がある場合は、早めに歯科医院へ相談しましょう。

名古屋市中区のナディアパークデンタルクリニックではWEBにて簡単に受診予約が可能です。

お気軽にご相談ください。

 

CLOSE 急患当日予約はこちらから
ページトップへ戻る
RECRUIT

RECRUIT

名古屋駅・栄駅から徒歩すぐ 豊富な自費診療の数・担当衛生士制

あなたの成長できる
環境を提供します

医療法人ナディアデンタルセンター求人はこちら
RECRUIT

OFFICIAL
INSTAGRAM

TOPICS

more
変わりゆく歯科材料の世界

変わりゆく歯科材料の世界

[more]
お口の中の金属を除去〜白い歯へ〜

お口の中の金属を除去〜白い歯へ〜

[more]
インプラント〜埋入前から6年後まで〜

インプラント〜埋入前から6年後まで〜

[more]
「矢場町駅から徒歩5分」「栄駅から徒歩7分」 ナディアパークデンタルクリニック
ナディアパークデンタルクリニック

ナディアパークデンタルクリニック

NADYA PARK DENTAL CLINIC

〒460-0008 名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパークビジネスセンタービル8F

0120-84-461810:00〜13:00/14:00〜18:00

「矢場町駅から徒歩5分」「栄駅から徒歩7分」

診療時間
10:00~13:00
14:00~18:00
△:土曜日の午後診療は14:00~17:00
  木・日・祝:休診