予防歯科でフッ素塗布を受けたことはありますか？フッ素は虫歯から歯を守る重要な要素で、子どもから大人まで誰でも利用できます。予防歯科を受ける際には、一緒にフッ素塗布を受けましょう。
この記事では、フッ素塗布の効果や、注意点などを紹介します。

フッ素とは？

フッ素は自然に存在する元素で、骨を構成する成分の一つです。歯の健康を保つ役割もあり、歯垢を引き起こす細菌の活動を制御します。

私たちが日常で接するのは、他の物質と結びついた形態のフッ素であるフッ化物です。
フッ化物が安全であるか心配になるかもしれませんが、フッ素は他の元素との結びつきによって性質が変わり、一般的には毒性はありません。

歯科で使用されるフッ素も実際にはフッ化物の形で提供され、高い安全性が確保されています。

フッ素の効果について

フッ素の効果は主に以下の３つに分かれます。

1. 歯を強化する
2. 虫歯菌の酸生成を抑制する
3. 溶解したエナメル質の修復を助ける

甘いものや食べ物を摂ると、口内で酸が発生し、歯を侵害することがあります。フッ素はこれに対抗して歯を強化する役割があります。

虫歯を引き起こす細菌は酸を生成し、歯に穴を開けますが、フッ素はこの酸の生成を抑制します。

さらに、エナメル質が溶解して虫歯になりかけた歯を修復し、再石灰化を促進します。

フッ素塗布後の注意点

フッ素を塗った後は、約30分間はうがいや飲食を避けましょう。歯磨きは必要ですが、注意が必要です。

フッ素を塗ったら、30分程度はうがいや飲み物、食べ物は避けましょう。この時間にフッ素が歯に浸透しやすくなり、効果が高まります。ただし、歯磨きは通常通り行いましょう。

また、フッ素を塗っても、健康な食習慣や適切な歯磨き、定期的なケアを怠ると虫歯のリスクが高まります。

フッ素は主に虫歯予防の補助となります。しかし、完璧な予防にはセルフケアも欠かせません。
日常のケアをしっかり行いましょう！