ナディアパークデンタルセンター|名古屋市中区の世界標準の歯科医院・歯医者 栄 伏見 矢場

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口腔内の痛み -筋・筋膜性歯痛-

2019年05月6日

今回は口の中の痛みについてご紹介いたします。

今までの投稿のように当院ではマイクロスコープやCTを使用した精査・診断・治療を行なっております。

しかし、原因が歯や歯肉にないこともあります。

今回紹介する症例は、左下の奥歯と歯茎の痛みが2ヵ月前から出現し、痛みの出現と消失を繰り返していた患者さんです。

この痛みに対して他院にて原因が分からず神経の処置をする予定でした。

初診時のレントゲン写真を提示します。

左下第一大臼歯に虫歯を疑う影を認めます。しかし、虫歯の影は歯の神経に及んでおらず、口腔内の診察でも左下第一大臼歯に異常は見られませんでした。

確定診断のため、左下大臼歯に局所麻酔を行いましたが、痛みに変化はありませんでした。

また、左側の咬筋を触ったところ、いつもの歯と歯茎の痛みを再現できました。

写真では咬筋を触れると左下臼歯部に痛みが出ています。(患者さんが指しているところが痛みが出現しているところです)

左側咬筋のマッサージ・ストレッチを1週間行ったところ、症状は改善しました。その後、左下第一大臼歯の虫歯の治療を行ないました。

診断名としては、左側咬筋の筋・筋膜性歯痛および左下第一大臼歯の関連痛です。

このように歯が原因でなく、歯が痛むことがことがあります。

歯に原因がない場合の痛みについては診察した日に確定診断を得られないこともあります。当院ではCT、マイクロスコープだけでなく、さらに口腔内外の正確な診査の上、診断を心掛けております。

 

今後は診断の困難な痛みに関してもご紹介していきます。

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