銀歯をセラミックに〜自由診療で使えるセメントの利点〜
2022年04月22日
他院で治療した金属の詰め物を白くしたいという主訴で来院された患者様。
↓治療前のお口の中↓
保険の金属と比べてセラッミックは、審美性、耐久性が優れています。
また、自由診療の場合、使うセメント材料に決まりがないため化学的に歯とセラミックを接着させ一体化させることで、隙間や劣化のない、二次的な虫歯になりにくい治療が可能です。
保険の金属の場合は、使用できるセメントは限られており、接着ではなく合着と呼ばれる凹凸に材料が入り込んで固まる機械的な原理でくっつけます。
同じようにくっついているように見えても、取れないように乗っているだけの状態か?歯と一体化しているのか?使うセメントによって、全く違います。
留意点:CAD/CAM in と悩まれたが、上記の違いなどを説明しセラミックを選んでいただきました。
↓治療後がこちら↓
当院では、プライムスキャンという光学印象を採用しています。
印象材と呼ばれるガムのようなものををグニッと歯に押し付けて型を取る従来の方法に比べて精度が高く、セットの際はラバーダムを使用することによって唾液の排除を徹底し、接着力の向上をはかっています。
このように、保険と自費の治療の違いというのは「ただ見た目が良い」だけではありません。
治療の精度が違うと、今後残っている自分の歯を長く持たせるといった部分でも大きな差が出ます。
治療回数4回
セラミックインレー 1歯税込88000円
プライムスキャンによる光学印象 1回税込3300円