虫歯・歯周病予防にセラミックへのやりかえ
2022年10月21日
患者さんは右下の奥歯がフロスが引っかかるのが気になるとの事で来院されました。
精査したところ右下奥から2番目、第一大臼歯に適合の悪い詰め物が入っていました。
適合の悪い詰め物が入っていると、汚れが溜まりやすく、虫歯や歯肉炎・歯周炎の原因にもなります。
上記を説明したところセラミックでのやり替えを希望されました。
セラミック治療の利点として、審美性、耐久力、接着力の良さや汚れの付きにくさがあげられます。
今回の治療では、適合をより良くするために口腔内スキャナーカメラを用いた光学印象と呼ばれる精密な型取りを行い、そのデータを元にCAD/CAMで詰め物を作成しました。
石膏や印象材などアナログの材料を使用しない事でヒューマンエラーや模型の変形が起こらず、より精度の高い治療を行うことが出来ます。
出来上がった詰め物をつける際にも、ラバーダムというゴムのシートを用い、当該歯を孤立、乾燥させることよって唾液の侵入や呼気による湿度の上昇を防ぐことによって接着精度の高い治療を行うことが出来ます。
ラバーダムを使用したセット前
セット後
詰め物:110,000円(税込)
型取り:3,300円(税込)