症例集 月: 2010年5月

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前歯のインプラント治療 抜歯即時埋入 ー 名古屋 栄 歯科 歯医者

2010年05月17日

今回は、前歯にインプラントをした症例をご紹介します。

下の左の写真を見てください。

このかたは、右の前歯の根の先に大きな膿の袋を作ってしまっていました。

矢印でさした部分の歯ぐきが膨らんでいます。何度も炎症をくり返し、歯ぐきに膿の出口がたくさんできています。

右のレントゲン写真では、既に歯はもうボロボロになっていてあまり写ってないのですが、歯の根の先端に、黒く、周囲の骨が溶かされている像が認められます。

インプラント ホワイトニング 名古屋 症例 インプラント ホワイトニング 名古屋 症例

下の写真は歯の先端方向から見た写真です。

矢印で示した部分は歯ぐきが腫れて膨れ上がっています。

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もちろん、この歯は抜歯しなければなりません。

そこで、今回はこの部分にインプラント治療を行っていくことになりました。

歯は抜くと周りの骨が痩せてしまいます。

インプラントの予後には、植える場所の周囲の骨の量がしっかりあることが大きく関わります。

また、骨が痩せると、歯ぐきも痩せてしまうため、審美的にもかなり厳しい条件になります。

前歯においては、審美的な要素も大問題になります。

しかし、抜歯すると同時に、インプラントを植える方法を用いることで、周囲の骨の減少を防ぐことができるといわれています。

外側の骨が、炎症により随分溶けていたので、インプラントを植えると同時に骨を作る処置もしていきました。

下の写真はインプラントを植えてから、約10カ月後、インプラントが骨としっかり結合するのを待ってから

アバットメントという接合部をつけた時の写真です。

今回は、骨を作る処置をしているため、待ち時間をしっかりとりました。

また、前歯ということで、特に審美性が重要視される箇所であったため、歯ぐきの調整も入念に行っていきました。

矢印の部分を見ると、歯ぐきがきれいに治り、反対側の歯ぐきのカーブとほぼ対称になりました。

このように、歯ぐきのカーブが、左右で対称になることで、さもそこに歯があるように見えます。

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このアバットメントの上に、セラミックの被せ物を被せます。

下の写真が、正面から見た術後の写真です。

上の向かって右の歯がインプラントの歯ですが、自然な感じに仕上がりました。

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価格は、約40万円。
前歯を抜歯後、インプラントを抜歯即時埋入した症例。
リスクとして、外科治療に伴い、痛み・腫れ・出血などの可能性がある。

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前歯が折れてしまったケース ー 名古屋 栄 歯科 歯医者

2010年05月10日

こんにちは。

今日ご紹介するのは、前歯が折れてしまったケースです。

初診時の写真です。

矯正歯科 名古屋 症例

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昨日コンクリートの上で転倒してしまったとのことでした。

診せていただくと上の写真のような状態でした。

右上の根元から折れてしまっている歯から、

何か棒状の突起がでているのが確認していただけると思います。

実は、右上の前歯は神経の処置がしてある歯です。

通常、神経を除去した歯は、枯れ木のようにもろくなってしまうと言われるため、

それを補う為にグラスファイバーの芯棒とレジン樹脂で補強をしてあったことを示すものです。

このタイプの土台の利点として挙げられるのが、

何よりも 「歯に優しい」 ということです。

(具体的にはグラスファイバーに天然の歯と同等の弾性が与えられているため、強い荷重が加わっても、

応力が一箇所に集中することなく、歯と同じように変形しながら支えるようです。)

今回のケースもそれが役立っていると思われます。

一見、 「折れてしまっているのだから補強になっていないのでは?」

と考えられるかもしれません。

しかし、歯肉の上の土台部分で破折してくれたおかげで

歯肉の下に埋まっている歯根は無傷なのです。

要するにまた同様の治療ができるわけです。

もし従来の金属のタイプの土台が入っていたら、歯根まで折れてしまっていたでしょう。

歯根が折れてしまうと、多くの場合で抜歯の適応となってしまいます。

(金属の土台の弾性が歯と異なるために、強い荷重が加わると、応力が一箇所に集中してしまう。)

このように最近になって、土台が強すぎても歯にとっては良くないということが言われており、金属のタイプのものが

疑問視されてきています。

その後の治療写真です。

矯正歯科 名古屋 症例

再度グラスファイバータイプの土台で補強をj行っています。

最終の被せ物が入りました。

矯正歯科 名古屋 症例

受傷前と変わりばえのない状態に戻ったことで患者様も満足していらっしゃいました。

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価格は、約30万円。
セラミックを使用した治療。
リスクとしては、過度の衝撃によって割れることがある。

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