症例集 月: 2010年7月

ナディアパークデンタルセンター

中国語にも対応
キービジュアル

自家歯牙移植 ー 名古屋 栄 歯科 歯医者

2010年07月27日

 

口腔外科 名古屋 症例 口腔外科 名古屋 症例

今回は、自家歯牙移植をした症例です。

レントゲン写真の向かって左下(矢印の向かった先の歯)に虫歯でボロボロになってしまっている歯があります。

右の写真でも、真黒になってしまっている歯が見えますね。

残念ながら、この歯をもう一度再治療することは難しいため、抜いていくことにしました。

下の写真が、レントゲン写真のクローズアップです。

矢印の歯が抜く予定の歯です。

口腔外科 名古屋 症例

抜歯した部分には、インプラントや入れ歯などのような治療を行うのが通常ですが、

今回は、上の大きなレントゲン写真で、画面向かって右下の親知らずが残っていたため、この親知らずを抜歯すると同時に移植して使う事にしました。

口腔外科 名古屋 症例

上の写真の矢印の歯が移植に使う予定の親知らずです。

しかもこの親知らず、奥にあって磨きにくく、虫歯にもなっていたため、やはり抜歯が望ましい歯。

これが移植して、親知らずよりもケアがしやすい位置に持ってこられるなら、使えるかもしれません。

つまり、ちょうど、上のレントゲン写真の大きな矢印のように、向かって左の親知らずを、右の抜歯が必要な歯の所へ移動させる

これが、自家歯牙移植です。

インプラントのような、人工物を使うのでなく、自分の別の歯を使う事が出来るので、大きなメリットのある方法です。

移植は、条件がそろわないと出来ない治療方法ではありますが、インプラントの前に一度試してみてもいい方法ではないかと思います。

さて、下の写真が抜いた親知らずです。

乾燥しないように気をつけながら、これを反対側の抜歯後の部位に調整しながら入れていきます。

 

口腔外科 名古屋 症例

この後、しばらく根の治療などを行い、移植した歯が安定するのを待ちます。

これが、約半年後の状態です。

移植した歯が安定し、被せ物を被せることができました。

実は、移植する予定の部分の骨を削るのがとても大変で、術後の写真を見ると、もう少し深く位置づけすることが可能であればよかったかもしれないと思います。

しかし、どちらも抜歯ををしなければいけない歯でしたので、これで少しでも長もちしてくれれば・・・とおもっています。

患者様も、不自由なくお食事が出来ているようで安心しました。

今後は、しっかりとこの歯を少しでも長く残していけるよう、患者様と一緒にケアを続けていこうと思います。

 

口腔外科 名古屋 症例 口腔外科 名古屋 症例

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

価格は、約10万円。
自家歯牙移植による症例。
リスクとして、インプラントと比較すると予後が不安定ことがある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このページの先頭に戻る