歯周病の改善(歯肉の腫れ)と審美歯科治療-名古屋市瑞穂区近くの歯科・歯医者
2015年10月12日
こんにちは、今日の患者様は別の部位の治療でお越しになった方です。
別部位の治療が終わった際に、前歯の歯茎が腫れていたので、歯周病の検査をすると歯茎から出血もしてきました。
この状態は、歯茎に炎症を起こしている状態で、そのまま放置すると歯周病が進行する可能性があったので、治療をさせてもらいました。
最初に書きますが、この歯茎の炎症をとるのに、苦労しました。
苦労というのは、僕たちがというよりは患者様が…
話を戻します。
この部位だけ歯茎が腫れていたので、このセラミックの被せものに原因があると診断し、まずは仮歯にして歯ブラシがしやすい形態にした状態で、衛生士の歯周病治療に入って行ってもらいました。
仮歯にして、衛生士の歯周病治療を始める段階です。
仮歯に変えただけで、最初の状態から驚くほど歯茎の状態が変化しています。
これで、歯周病治療をすれば、もっと歯茎は良くなり、すぐにセラミックの被せものを入れて終われると思いました。
ところがです、
型どりが終わり、いざセラミック冠を入れるとなったら、また歯茎が腫れてきました。
患者様の歯ブラシテクニックは他の歯を見る限りでは問題ないと考えたので、どうしてまた腫れてしまったのか全く見当がつきません。
セラミック冠を仮のセメントで固定した状態で、歯ブラシや糸ようじの指導をしながら、数か月様子を見ていましたが、
歯茎の腫れがスッキリとは治らなかったので、外科処置の提案をしました。
手術後3か月の写真です。
本当は、もっと治ってないといけないと思いますが、まだ型どりができるまで歯茎が治っていないので、
この状態で、前回でもやった歯ブラシと糸ようじの使用を徹底してもらいました。
その結果、さらに1か月経過を見た状態です。
ここまでくれば、仮歯よりもセラミック冠にした方が、ばい菌の付着も起こしにくいので、
セラミック冠の型どりをする予定にしました。
セラミック冠を装着し2週間がたったところです。
初診のころ(下の写真)と比べ、かなり歯茎が改善しているのが確認できます。
今後は、定期的なメインテナンスの中で経過を追っていきます。
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価格は、約15万円。
歯肉の腫れを改善した後、セラミッククラウンを装着した症例。
リスクとして、過度の衝撃で割れることがある。
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