セラミック治療後の痛み
2017年11月13日
今回はセラミック治療後の痛みについてです。
本院でも、神経のある歯のセラミック治療後の痛みというのがたまに出ます。
原因としては、着ける時に使ったセメントの問題か歯に入っている細かい亀裂が原因となります。
今回は、調べてみたら後者の方が原因だった患者様を紹介します。
本院で本年の3月に少し大きめのセラミック詰め物をしたのですが、痛みが出たようで半年ほど経過を診ていたようです。
最近、痛みが生活に影響するようになったようで、原因を調べ治療をしていくことになりました。
まずは、この痛みが着けた時のセメントの問題なのか?
今回は、調べた結果セメントでは無く、亀裂が原因だということが判明しました。
歯に細かい亀裂が入っている場合は、時間が長くたっていれば、見えるようになりますが、新しい場合には見えません。
そこで、すぐに仮歯を作りはめてみました。
そうすると、次の日から痛みが無くなったということでしたので、亀裂が原因だったということの確定診断としました。
次に、仮歯を最終的な被せ物にしないといけないのですが、今回は1回の治療で被せ物を作るという計画にしました。
セラミックの被せ物の適合を確認しているところです。
この後、高温度で焼くことにより白い被せ物になります。
1日で最終的な被せ物を入れたところです。
この時には麻酔をしているので、後日麻酔が覚めたところで、再度来院していただき、咬み合わせや最初にあった痛みなどがない事を確認し定期検診に戻っていただきました。
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価格は、約15万円。
セラミックを使用した症例。
リスクとして、過度の衝撃で割れることがある。
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