すきっ歯の治療

すきっ歯の治療

LAMINATE-VENEER

すきっ歯の治療

ラミネートベニアについて

ラミネートベニアは、セラミック製の薄いシェルを歯の表面に貼り付ける治療法です。このシェルは非常に薄く、厚さは0.3~0.8mm程度です。そのため、ラミネートベニアを装着する際には、歯をほとんど削る必要がなく、一般的な切削量は0.3~0.8mmにとどまります。

この治療法は世界中で広く普及しており、長い歴史を持っています。特にアメリカでは、日常的に行われる修復治療の一つとして位置づけられており、安全性や信頼性、長期的な安定性が確立されています。ラミネートベニアは主に前歯に適用されることが多いですが、最近では奥歯に使用されることも増えてきています。

ラミネートベニアのメリット・デメリット

ラミネートベニアを用いた治療には、以下のような利点と欠点が存在します。

ラミネートベニアのメリット

1.歯を削る量が少ない

歯の色、形、大きさを改善する手段として、セラミッククラウンが最も一般的ですが、切削量が多いというデメリットがあります。
一方、ラミネートベニアは、歯の表面のエナメル質をわずかに削ることで、セラミック製のシェルを装着できるため、歯に対する影響を最小限に抑えることが可能です。

2.天然歯とほぼ同じ強度と耐久力

ラミネートベニアは、他の修復手段とは異なり、エナメル質を完全に削り取ることはありません。このエナメル質は、家に例えるならば「梁(はり)」に相当し、歯の強度を支える重要な役割を果たしています。
そのため、ラミネートベニアは修復手段の中で唯一、歯の基本的な構造を損なうことなく、歯の強度を維持しつつ美的な修復を実現することが可能です。

3.美しい歯を維持しやすい

ラミネートベニアは、通常、歯の神経を除去することはありません。ただし、神経が既に失われた歯に対して、特定の条件が整った場合には施術が行われることがあります。
さらに、金属材料を一切使用しないため、自然な美しさを持つ歯を形成でき、また汚れが付きにくいため、美しい状態を保ちやすいという利点があります。

4.歯並びが改善できる

歯と歯の間に不自然な隙間が存在するすきっ歯は、ラミネートベニアによって改善される可能性があります。
特に、上の前歯の中央に隙間が見られる「正中離開」は、ラミネートベニアでの改善が期待できる場合があります。ただし、さまざまな条件が考慮されるため、まずはスタッフにご相談いただくことをお勧めします。

ラミネートベニアのデメリット

1.適応できないこともある

ラミネートベニアは非常に薄い修復物であるため、咬合力が強い場合や歯ぎしり・食いしばりが激しい場合には適用できないことがあります。また、上前歯の隙間が広すぎる場合には、ラミネートベニアだけでは改善が難しいこともあります。

2.割れる可能性がある

ラミネートベニアは、過度の力が加わると破損する可能性があります。しかし、当院では、セラミックが破損するほどの強い力が加わった場合には、自身の歯を保護するための理解を持っております。そのため、条件が整えば再製作を行っておりますので、安心してご相談ください。

3.保険適用ではない

ラミネートベニアは、基本的に自費診療の対象となります。保険診療と比べると、費用がやや高くなる傾向があります。

セラミッククラウンとの比較

ラミネートベニアは、セラミッククラウンに比べて歯に対する耐久性が優れています。これは、ラミネートベニアがエナメル質を完全に削り取ることがないため、装着後も歯の構造を損なうことがないからです。さらに、ラミネートベニアを使用する場合、神経を除去する必要が生じる可能性もほとんどありません。

ラミネートベニア
セラミッククラウン(前歯)
歯を削る量
少ない
多い
神経の処置(抜髄)
なし
必要なケースがある
歯にかかる負担・ダメージ
少ない
多い
経年的な変色
起こりにくい
起こりにくい
適応範囲
比較的狭い
広い
色調
非常に良い
非常に良い
治療期間
2〜3週間
3〜4週間
通院回数
2~3回
3~4回
治療費
やや高い
やや高い

このような方にオススメ

このような歯の症状については、ラミネートベニアを用いることで、大きな削りや神経の抜歯を行うことなく改善できる可能性があります。ぜひ一度ご相談ください。

・歯をできるだけ削らずに自然な形で治療したい
・歯の形状がいびつ
・歯と歯の間に不自然な隙間がある
・大きな詰め物があり、歯の変色が気になる
・ホワイトニングでは改善できない歯の変色がある

ラミネートベニアの治療の流れ

1.カウンセリングとご相談

最初に、患者様のご希望について詳細なカウンセリングを行います。当院の経験豊富な院長が、患者様のご要望を丁寧にお伺いし、現在の口腔内や歯茎、唇の状態を検査した上で、治療方法や治療計画について詳しくご説明いたします。

2.診査・診断

歯の状態を評価いたします。口腔内の検査、レントゲン撮影、写真撮影、模型による診査を行った後、ラミネートベニアによる治療が適切かどうかを判断いたします。場合によっては、他の治療法をご提案させていただくこともございます。

3.診断・ご説明

各種診査の結果を踏まえ、ラミネートベニアを含む治療の目標についてご提案いたします。その後、患者様のご希望を考慮しながら調整を行い、費用についての説明をさせていただきます。患者様にご納得いただいた上で、初めて治療を開始いたします。

4.歯の形成

麻酔を行った後、治療が必要な歯を削ります。歯の切削はエナメル質の範囲内に留めるため、マイクロスコープを使用して拡大した視野で、エナメル質を損なわないよう慎重に削っていきます。

5.歯の型取り

歯の形成が終了した後、歯の型取りを実施します。この型取りには、プライムスキャンという口腔内スキャナーを使用し、口腔内のスキャンを行います。従来の型取りとは異なり、短時間で簡便かつ高精度な型取りが可能です。

6.ラミネートベニアの作製

スキャンしたデータを基に、技工士がコンピュータ上で設計を行い、セラミックブロックからプライムミルという機械を用いて削り出します。削り出されたラミネートベニアを調整した後、色付けを施して完成させます。

7.ラミネートベニアの装着

非常に薄いラミネートベニアを長期間安定して保持するためには、優れた接着技術が求められます。

8.定期メンテナンス

治療後に定期的なメンテナンスを行うことは、装着したラミネートベニアだけでなく、残存する他の歯を保護するためにも非常に重要です。歯科治療は、疾患を除去し、その代わりに材料を補う方法であるため、治療が完了した後も補填した材料が長期間にわたり安定しているかを確認し続けることが、再治療を防ぐために不可欠です。

よくある質問

Q.どのくらい歯を削る必要がありますか?

ラミネートベニアの施術では、歯の表面を約0.3~0.8mm削ることになります。切削は必ずエナメル質の範囲内で行われるため、施術後に深刻な問題が発生することはほとんどありませんので、ご安心ください。また、歯の寿命を著しく短くすることもありません。

Q.ラミネートベニアの寿命はどれくらいですか?

ラミネートベニアを含むさまざまな治療法において、各治療法の寿命を明確に示すことは容易ではありません。しかし、治療後に適切なメンテナンスやケアを継続することで、長期間にわたってその効果を維持することは可能です。

Q.すぐに取れてしまわないですか?

ラミネートベニアは、高度な接着技術によってしっかりと固定されているため、容易に外れることはありません。しかし、非常に硬い物を前歯で噛んだり、歯ぎしりや食いしばりといった不適切な習慣がある場合には、欠ける可能性があるため、注意が必要です。

Q.1本だけラミネートベニアにすることは可能?

症例によって異なるため、まずはスタッフにご相談いただけますようお願いいたします。

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