矯正治療を始めると、普段とは違う口の中の感覚や、生活の変化に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
「これって普通?」「痛みがあるけど大丈夫?」など、矯正中は疑問や心配がつきものです。
そこで今回は、患者さまからよくいただくご質問をQ&A形式でご紹介します。
これから矯正治療を始める方も、今まさに治療中の方も、ぜひ参考にしてみてください。
特に初めて装置をつけたときは、歯が動き始めることによる圧迫感や、噛んだときの痛みが出やすくなります。通常は2〜3日ほどで和らいできますので、あまり心配しすぎなくても大丈夫です。
どうしても痛みが強い場合は、市販の痛み止めを服用しても問題ありません。長引く場合は、無理せずご相談ください。
装置の金属が頬や唇の内側に当たって口内炎ができることは珍しくありません。
その場合は、矯正用のワックスを気になる部分に貼りつけて保護する方法が有効です。ドラッグストアでも販売されていますし、当院でもお渡しできます。
また、うがい薬や市販の口内炎用の薬も併用すると回復が早まります。
矯正装置が壊れたり外れたりする原因になるため、硬いおせんべいや氷をかむ、ガムやキャラメルなどの粘着性の強いお菓子は避けるのがベストです。
また、着色しやすい食べ物(カレー・コーヒーなど)も、装置のゴムが変色することがあるので注意が必要です。
装置のまわりには食べかすや歯垢がたまりやすくなるため、普段以上にしっかりとした歯みがきが欠かせません。
歯ブラシは小さめのヘッドのものや、タフトブラシ(部分用ブラシ)、歯間ブラシなどを併用すると、細かい部分まで磨けます。
当院では、患者さま一人ひとりに合わせた矯正中のケア方法もアドバイスしていますので、気になる方はいつでもご相談くださいね。
ワイヤーやブラケットが外れてしまったときは、無理に取り除こうとせず、応急処置としてワックスなどでカバーし、できるだけ早くご来院ください。
装置が壊れたまま放置していると、治療がスムーズに進まなくなってしまう可能性があります。
矯正中でも、旅行やイベントなどを楽しんでいただくことはもちろん可能です。
大事な予定がある場合は、あらかじめご相談いただければ、痛みが出にくいような配慮をしたり、調整のタイミングをずらすことも可能です。
矯正後は、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こりやすいため、保定装置(リテーナー)を一定期間装着していただきます。
この期間も医師の指示通りに装着することで、きれいな歯並びをしっかりキープできます。
矯正治療中は、不安や疑問があって当然です。
でも、正しい知識とサポートがあれば、多くの悩みは解消できます。
私たちは、患者さまが安心して治療を続けられるよう、いつでもご相談を受け付けています。気になることがあれば、どうぞお気軽にお尋ねください。
一緒に、きれいで健康な歯並びを目指していきましょう!
NADYA PARK DENTAL CLINIC
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