
「生理前になると歯がうずく…」
「歯ぐきが腫れてムズムズする…」
女性の方なら、こんな経験をしたことがあるかもしれません。
生理前後はお腹や腰の痛み、気分の落ち込みなどがよく知られていますが、実は お口の中にも影響が出ることがある のです。
症状は一時的に治まることが多いため「そのうち大丈夫だろう」と放置してしまう方も少なくありません。
けれど、背景にはホルモンの変化や歯周病リスクが隠れていることもあります。今回は女性ならではのお口の変化についてご紹介します。
生理前に体がだるい、気分が落ち込む…。こうした不調は 月経前症候群(PMS) と呼ばれます。
PMSは生理前の3〜10日ほど続き、生理が始まると自然に治まるのが特徴。日本では月経のある女性の約7〜8割が何らかの症状を感じているといわれています。
原因はまだはっきりしていませんが、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の変動が関わっていると考えられています。
では、なぜ生理前に歯や歯ぐきの不調が出るのでしょうか?
歯周病菌の一つ P.インターメディア は、女性ホルモンを栄養にして増える性質があります。
生理前はホルモンバランスの変化で菌が繁殖しやすく、歯ぐきの腫れや出血を起こしやすい環境になります。
さらにプロゲステロンには血管を広げ炎症を強める作用があるため、普段は気にならない歯ぐきの炎症が悪化することもあります。
生理のとき子宮から分泌される プロスタグランジン は、子宮の収縮を促す物質ですが「痛みを感じやすくする」作用もあります。
これが下腹部の痛みだけでなく、歯の痛みを強める原因になると考えられています。
女性ホルモンの影響は生理前だけでなく、ライフステージごとにお口の環境に変化を与えます。
ホルモン分泌が急に増え、女子に多い「思春期性歯肉炎」が見られることもあります。
ホルモンが大幅に増加し、「妊娠性歯肉炎」が起こりやすい時期。早産リスクとの関連も報告されています。
ホルモンの減少で唾液が減り、ドライマウスや歯周病、骨の弱りによる歯の喪失リスクが高まります。
生理にともなう歯や歯ぐきの症状は自然な変化の一つですが、放置すると歯周病が進行してしまうこともあります。
やわらかめの歯ブラシで優しく磨きましょう。
睡眠不足やストレスは免疫力を下げ、炎症を悪化させます。
歯周病は気づかないうちに進む病気。歯科でのチェックが安心です。
「生理のたびに歯ぐきが腫れる」「出血が増えてきた」と感じる方は、早めに歯科を受診してください。
□生理前に歯や歯ぐきが痛むのは珍しいことではありません
□女性ホルモンや痛みを強める物質が影響しています
□思春期・妊娠・更年期など、女性の人生の各時期でお口のトラブルは起こりやすくなります
□放置せず、セルフケアと歯科でのチェックを大切にしましょう
女性特有の体の変化とお口の健康は深くつながっています。
気になる症状があるときは「そのうち治る」と我慢せず、
ナディアパークデンタルクリニックへお気軽にご相談ください。
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