５６歳男性の患者様。
左上一番奥の歯が噛むと痛み、冷たいものがしみるとのことで来院されました。

口腔内診査でも、レントゲン写真上でも虫歯はなく歯ぎしりや食いしばりなどによる咬合性外傷を疑いました。

よく見ると歯の後ろ側に亀裂が入っているのがわかります。
噛むたびにここがたわんで痛みを生じ、この亀裂から冷たいものがしみていたと考えられます。

相談の結果、神経をいきなり取らず、一旦歯がたわまない様に全周を覆ってかぶせることで痛みの改善がみられるか、仮歯で経過観察することにしました。
歯を削っていくとくっきりと亀裂が入っているのが見えてきました。
幸い深いところまで亀裂は入っておらず、仮歯にして１か月経過後には症状もなくなっていたので、形を整えセラミックのかぶせ物をしました。

歯としっかり接着するセラミックのかぶせ物により噛んだ時のたわみもなくなり、亀裂からしみることもなくなりました。

治療回数３回
型採り　　￥16,500（税込）
オールセラミッククラウン（ジルコニア）　　￥187,000（税別）