近年、「インプラント治療」をご検討される方が増えています。
歯を失った部分を補う方法として、インプラントは見た目が自然で、しっかり噛めるという大きな利点があります。

一方で、「自分にインプラントは必要なのか？」「本当に向いているのか？」と迷われる方も多くいらっしゃいます。

今回は、インプラント治療が適しているかを見極めるためのチェックポイントを、わかりやすくご紹介いたします。

■ 歯を失ったままにしていませんか？

インプラント治療は、歯を失った部分を補う治療のひとつです。
1本だけ歯を失った場合も、複数本失った場合も対象となります。

□ 歯が抜けたままになっている
□入れ歯が合わずに困っている
□ ブリッジにするのが不安（健康な歯を削りたくない）

こうしたお悩みをお持ちの方にとって、インプラントは非常に自然な選択肢となります。
顎の骨に人工の歯根（インプラント）を埋め込み、その上に人工の歯を固定するため、まるで自分の歯のように使えるのが特徴です。

■ こんな方にインプラントは向いています

インプラント治療が「合いやすい」方の特徴には、以下のようなものがあります。

□ 周囲の歯を削りたくない（ブリッジに抵抗がある）
□見た目を自然に仕上げたい
□固いものもしっかり噛みたい
□ 入れ歯に違和感がある、外れるのが心配
□ 歯を失ってから、かみ合わせや発音が不安定になった

これらに当てはまる方は、一度インプラント治療を検討してみる価値があります。

■ インプラントに注意が必要なケース

ただし、すべての方にインプラントが適しているわけではありません。
以下のようなケースでは、事前に慎重な検査や相談が必要になります。

□顎の骨が極端に少ない・痩せている
□持病があり、外科的処置にリスクがある（糖尿病・心疾患など）
□ 喫煙の習慣がある
□ 口腔内の清掃状態が良くない
□ 治療後のメンテナンスに通えない可能性がある

インプラントは、きちんとした診査・診断・メンテナンスのもとで、長期的に機能する治療です。
当院では、事前のカウンセリングと精密検査を通じて、患者さまの全身状態や口腔環境をしっかり確認し、適応かどうかを判断いたします。

■ 他の治療との比較も大切です

インプラントの他にも、失った歯を補う方法として、入れ歯やブリッジといった選択肢もあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、年齢・ライフスタイル・ご希望の仕上がりによって、最適な治療法は異なります。

たとえば――

□「短期間で治療を終えたい」→ 入れ歯

□「外科処置に不安がある」→ ブリッジ

□「自分の歯のように使いたい」→ インプラント

このように、選択肢の一つとしてインプラントを知っておくことが大切です。
無理に勧めるものではありませんので、どうぞ安心してご相談ください。

■ まとめ：将来の快適さを見据えて、今できる選択を

歯を失った状態を放置すると、かみ合わせの乱れや、周囲の歯への負担、顎の骨の吸収など、さまざまな問題が生じる可能性があります。

だからこそ、「今のうちにどう対処するか」がとても大切なのです。

インプラントは、「ご自身のライフスタイルに合っているか」「将来の安心につながるか」
といった一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、最良の選択をご提案させていただきます。

まずはお気軽にご相談ください。
皆さまの健康と快適な毎日を、心から応援しております。