
その銀歯、本当に安全?体に影響を及ぼす「アマルガム」とは
「昔治療した銀歯、なんとなく気になる」
「歯医者さんで“アマルガムかも”と言われたけど、よくわからない…」
そんな方は、もしかするとお口の中に“アマルガム”という詰め物が入っているかもしれません。
かつては一般的に使われていたアマルガムですが、
近年ではその安全性が問題視されるようになり、現在ではほとんど使用されていません。
今回は、アマルガムとは何か? なぜ注意が必要なのか? についてご紹介します。
アマルガムとは、水銀を主成分とする銀色の詰め物です。
おもに銀・スズ・銅などの金属と水銀を混ぜて作られており、過去には「安価で丈夫」「詰めやすい」といった理由で、日本でも広く使用されてきました。特に40代以上の方で、何十年も前に治療した銀歯がある方は、高い確率でアマルガムが使われている可能性があります。
アマルガムは、2016年の診療報酬改定以降、保険診療での新規使用はされていませんが、過去に治療された歯の中には今も残っているケースが多く見られます。
アマルガムに含まれる水銀は、時間の経過や咀嚼、歯ぎしりなどの刺激によって、微量ながら蒸気となって放出される可能性があると指摘されています。
この水銀蒸気は体内に吸収されやすく、長期的に蓄積されることで健康への悪影響を及ぼすと考えられているのです。
□慢性的な疲労や倦怠感
□集中力の低下や記憶力の低下
□頭痛、めまい、肩こり
□アトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚トラブル
□不安感や不眠、気分の落ち込み
もちろん、これらの症状がすべてアマルガムによるものとは限りませんが、「いろんな検査をしても原因がわからない」という方が、アマルガムを除去したことで改善したというケースは実際に報告されています。
さらに注意が必要なのが、妊娠中または授乳中の方です。
アマルガムから発生する水銀蒸気は胎盤を通過したり、母乳中に移行する可能性があり、
発育中の胎児や新生児に悪影響を及ぼすリスクがあると報告されています。
動物実験では、奇形や発育障害が確認された例もあり、妊産婦の方には特に注意が呼びかけられています。
すべての銀歯がアマルガムというわけではありません。
現在主流となっている保険の銀歯(いわゆる「銀合金」)は、アマルガムとは成分が異なります。
ただし、見た目だけでは区別がつきにくいため、心配な方は一度歯科医院で確認してもらうと安心です。
「昔治療した歯だけど大丈夫かな?」
「今の不調、お口の中と関係あるかも?」
そんな不安がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
アマルガムが実際に入っているかどうかの確認や、今後の対応について丁寧にご説明いたします。次回の【中編】では、アマルガムを除去したことで実際にどんな効果があったのか、詳しくご紹介していきます。
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