口内炎は、口の粘膜における炎症の総称で、口内炎ができると痛くて思うように食事ができなかったり、話がしにくかったと口に中のトラブルの一つです。

口内炎の原因は、免疫力低下、細菌、傷などで、舌だけでなく、唇や頬の内側、歯茎など、口腔内のどこでもできます。

今回は舌の口内炎と舌ガンの違いについてをお話ししていきます。

口内炎の種類

細菌性・ウイルス性口内炎

カルタ性口内炎

噛んだ際の傷など、機械的な刺激による「カルタ性口内炎」は、口腔内にできる傷が原因で発生します。
この口内炎は、合っていない歯の被せ物や食事中に噛んでしまったり、熱い飲み物によるやけどなどが原因となります。細菌が傷に入り込んで増殖することで、粘膜に赤い腫れや水疱ができます。アフタ性口内炎とは異なり、白っぽい潰瘍の境目が曖昧です。

アレルギー性口内炎

金属や薬品、食物などによるアレルギー反応によって生じる「アレルギー性口内炎」と、喫煙による「ニコチン性口内炎」などもあります。

舌ガンについて

舌ガンは、舌の前方2/3や舌の縁、下面に発生する悪性腫瘍（ガン）であり、口腔内におけるがん（口腔ガン）の50～60％を占め、最も頻繁に発生する悪性腫瘍（ガン）です。

舌ガンの症状

舌ガンのほとんどは、扁平上皮癌という種類ですが、まれに、肉腫も発生します。

・硬いしこりができる

・舌の粘膜に色の変化が見られる（白い、赤いなど）

・舌粘膜のただれや口内炎のような症状が2週間以上続く

・しびれや麻痺がある

・味覚障害が発生する

・しびれや麻痺がある

・少しの刺激で痛みを感じる

・舌の動きが制限される

などがあります。

舌の口内炎と舌癌の違い

口内炎は触れると痛みを感じますが、舌癌は大きくならない限り痛みを伴いません。

舌の口内炎と初期の舌癌の違いは、

・硬いしこりができる

・舌の粘膜に色の変化が見られる（白い、赤いなど）

・舌粘膜のただれや口内炎のような症状が2週間以上続く