私たちが普段何気なく行っている「噛む」という動作。
実は、この噛む力(咬合力)が全身の健康に深く関わっていることをご存じでしょうか?

咬合力が低下すると、食事だけでなく、身体や脳の機能にも悪影響を及ぼす可能性があります
本記事では、噛む力が健康に与える影響と、その力を維持するための方法について解説します。
年齢とともに噛む力が弱まると、以下のような問題が生じることがあります。
1-1. 消化機能の低下
よく噛まずに飲み込むと、消化器官に負担がかかり、胃腸の働きが低下する可能性があります。
唾液には消化を助ける酵素が含まれており、よく噛むことで胃腸の負担を軽減できます。
1-2. 栄養不足のリスク
咬合力が低下すると、硬い食べ物を避けるようになり、食事の選択肢が狭まることで栄養バランスが崩れる恐れがあります。
特に、肉や野菜などの繊維質の多い食品を避けると、タンパク質やビタミン、ミネラルの摂取が不足し、体力低下や免疫力の低下につながります。
1-3. 認知機能の低下
噛むことで脳に刺激が伝わり、記憶や認知機能を司る「海馬」が活性化されることがわかっています。逆に、噛む力が弱くなると、脳への刺激が減り、認知機能の低下を引き起こすリスクが高まるとされています。
1-4. 顎の筋力低下と顔のたるみ
噛むことで顎の筋肉が鍛えられ、顔の輪郭が引き締まります。
しかし、噛む回数が減ると顎の筋力が衰え、顔のたるみやほうれい線の原因となることもあります。
1-5. 誤嚥性肺炎のリスク増加
噛む力が低下すると、食べ物をうまく飲み込めず、誤嚥(ごえん)しやすくなります。
特に高齢者の場合、誤嚥性肺炎のリスクが高まり、健康を大きく損なう可能性があります。
噛む力を維持するためには、日常生活で以下のことを意識すると良いでしょう。
2-1. 噛み応えのある食べ物を摂る
柔らかいものばかり食べていると、噛む力がどんどん弱まってしまいます。
根菜類(にんじん・ごぼう)、ナッツ類、玄米などの噛み応えのある食品を積極的に取り入れることで、咬合力を鍛えることができます。
2-2. よく噛んで食べる習慣をつける
「一口30回噛む」とよく言われますが、実際に数えてみると意外と少ないことが多いもの。
意識的によく噛んで食べることで、自然と咬合力が鍛えられます。
2-3. 口腔筋トレをする
噛む力を維持するには、口周りの筋肉を鍛えることが重要です。
ガムを噛んだり、風船を膨らませたり、口を大きく開けるトレーニングをすることで、口の周りの筋力をアップできます。
2-4. 定期的に歯科検診を受ける
虫歯や歯周病があると、無意識のうちに噛む力が弱まり、咬合力の低下を招きます。
歯の健康を守ることは、噛む力を維持するための第一歩です。
定期的な歯科検診を受けることで、口腔内のトラブルを早期に発見・治療できます。
噛む力(咬合力)は、食事の楽しさを支えるだけでなく、消化機能や脳の働き、全身の健康に大きな影響を与えます。噛む力が低下しないように、日々の食生活やトレーニングを意識し、歯の健康を守ることが大切です。
健康な歯としっかりとした咬合力を維持し、いつまでも元気に食事を楽しめるようにしましょう!
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